手紙

たった3行の、宛名も差出人も書いてない手紙が、しまってあった荷物の奥の方からふと出てきたのは、訃報のほんの1週間後くらいのことやった。

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夏のあいだ

以前用水路だったところに蓋をして、ひとひとりが通れる道のようにしたところを歩くのがすきだ。
家々の裏側、確かに道ではあるけど、誰かの秘密を読んでいるような気持ちになるので、なんとなくひっそりと静かに歩く。
くねくねとカーブしながらつづく道に時折り光がさしこむ。

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戦争のこと

歩いてるときも、買い物してるときも、八百屋のおじさんと冗談言って笑ってみても、
なにかずーっと違和感がある。
あたしがこうやっていつもと変わらない平和な生活をしていることが、どこかすごく非現実的な気がする。

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よはく

「みつめる かく つくる」にて見つけたこと。それを見つけるのを手伝ってくれたひとたち。

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